以前にお会いした方に、こんなことを言われました。

「テニスの団体戦って、結局個人戦を何回かやって、勝った試合が多いチームが勝ち、でしょ?」と。

その人は、結局は個人が強いチームが勝つ、つまらない仕組みだ・・・と。

私は、その時思いました。

この人、全然「テニスの団体戦の魅力」を分かっていないな、と。

 

テニスの団体戦って、「結局個人戦を複数回、やるだけでしょ?」という人に、物申す!

 

個人戦の複数回、が団体戦では無い

なぜ、そう思うのか。

その答えはシンプルです。

なぜなら、団体戦で行う試合は、相互に「影響し合っている」からです。

1面進行でも2面進行でも、最初にコートに入った選手は「次」につなげていかないといけない。

「対戦相手は、シングルス2が強力だから、俺たちのダブルス1は落とせないな・・・」と考えることもありますよね。

これって、シングルス2の選手が「プレッシャーをかけるという仕事」をしてるんですよ。

コートに入る前から、相手にプレッシャーになる。

同時に、味方にとっては「アイツにつなげば、何とかなる!」と思って普段以上の力が出る。

これがテニスの団体戦の醍醐味、だと私は思います。

 

「誰かの為に頑張る」ことって、ダメですか?

人は、自分だけの為には意外と頑張れない。

「まぁ、負けたら悔しいけど・・・俺が悔しいだけだし・・・」と、試合中に悪魔のささやきのように聞こえてくる。

そんな選手は、一人や二人じゃないはずです。

「俺が負けたら、チームが負ける・・・みんなが悲しむ・・・」と思えるから、団体戦は力が出る。

このこと、しっかり理解できている選手は強い。

自分の為、それ以上に誰かの為に頑張れる。

そうやって成長出来る場も、テニスの団体戦ならではの良さ、だと思います。

 

団体戦は自分を成長させてくれる、最高の場

私も、団体戦で育ててもらいました。

シングルス3、2-2で回ってきた試合は今でも覚えています。

この試合で勝てたから、今でも苦しいときに乗り越えられる。

きっと、私のような経験をしてきた人は多いはず。

怖いですよ、団体戦は。

負けたら誰かを悲しませる、学校が敗退になる、やり直しは効かない。

でも、だからこそ成長出来る。

ぜひ、学生の皆さんには今頑張って欲しいし、大人になってからも団体戦に出続けて欲しい。

やっぱり個人戦とは違う、そう感じ続けて欲しいと思います!

 

テニスの試合って、本当に流れが凄い。

インターハイ、全国選抜、どの団体戦を観ても感じます。

みんなが負けているとき、みんなが勝っているとき、の波が凄い。

その波を起こせる選手、にアナタもなって欲しい。

てにすまんPRESSは、これからも団体戦で頑張るアナタを、応援し続けます!

 

今回のまとめ

テニスの団体戦は、全ての試合がお互いに影響し合うから面白い!

 

元テニスコーチ、JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。




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