勝っていたのに、最後で逆転される。

思い出したくもない試合、きっと皆さんも一つや二つでは無いでしょう。

でも、よく思い出してみると・・・マッチポイントを握る、そのちょっと前からこういう思い、を抱いたことはありませんか?

正直に、思い出してみて下さい。

 

もうすぐ試合が終わると思った瞬間に、アナタの思考は停止する

 

「もうすぐ終わる」は、悪魔のささやき

試合って、勝っている方、負けている方・・・どっちがしんどいと思いますか?

私は、実は「勝っている方」だと思うんです。

このまま試合を終わらせたい、どうか相手の調子が戻らないで欲しい・・・。

そう考えながら、試合の後半はドキドキハラハラ。

1セットマッチも5-4くらいになって、「もうすぐ終わる・・・」と、どこからともなく声が聞こえてきますよね。

そう、悪魔のささやきが・・・。

 

「もうすぐ終わる」試合なんて、少ない

思い出してみて下さい。

きっと、もうすぐ終わると思って終わった試合なんて、そんなに無いはず。

まくられそうになったり、追い付かれてタイブレークに入ったり、そのまま逆転されてしまったり・・・。

「もうすぐ終わる」という囁き、全く根拠が無いんです。

それなのに、もうすぐ終わると思った時点で、思考を止めてしまう。

相手のミス待ちになって、何も出来なくなって強引な攻めも増える、ミスも増える。

「もうすぐ終わる」は、ただ勝っている自分が辛い、から甘えたくなって聞こえてくる言葉。

これを一蹴出来る準備、アナタにはありますか?

 

「もうすぐ終わる」から、「このまま試合していたい!」と思えるように

かつてマラソンで金メダルを獲った高橋尚子選手が言った言葉。

「このままライバルと、ずっと走り続けていたい・・・」という言葉を、イメージしてみて下さい。

マラソンのような苦しい競技、それも後半ラストの場面。

この苦し場面で、相手ともっと「試合がしたい」と思える強さ。

簡単に身に付くものではないと思いますが、それくらい挑戦的なメンタル、あって良いんじゃないかと思います。

「このまま試合、俺はずっと出来るよ!」と、無理やりにでも考えてみる。

その意識がいつか、自然に身に付いて来るようになると思いますよ。

 

言葉は力になり、時に麻薬のように甘い匂いを出して、アナタを誘ってくる。

試合は勝っている方が苦しい、苦しいけど、このまま試合をずっと出来る。

それくらいの言葉、アナタのテニスノートにも書いて欲しい。

きっとそのメンタルに、実力がついてくる日が必ず来るでしょう。

 

今回のまとめ

勝っている試合こそ、「このままずっと戦っていたい!」と思えるようになろう

 

元テニスコーチ、JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。




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